2021.05.28 07:27
2021年度 基盤研究(A)
研究課題名:放射能汚染対策10年の総括に基づく新たな産地形成と食農連携システムの構築
研究期間:2021年度~2025年度
内定額:41,340,000円「直接経費(31,800,000円)、間接経費(9,540,000千円)」
研究代表者:福島大学 教授 生源寺眞一先生
研究分担者:福島大学 小山良太先生、原田茂樹先生、二瓶直登先生、牧雅康先生、高田大輔先生、石井秀樹先生、申文浩(分担額3,960千円)
1.研究概要
震災後10年を機に復興庁の縮小再編や、福島県産米全量全袋検査からモニタリング検査への移行が検討されているが、新たな産地形成に関する 指針は明確ではない。 この間の放射能汚染地域における風評被害状況及び流通構造の変化を踏まえ、震災10年を目途に放射能汚染対策の総括とそれに基づく新たな産 地形成の在り方を提示し、福島の産地において、既存の市場取引とは切り離した新しい生産構造と生産・流通システムを構築する。
2.研究目的
本研究は、東日本大震災と原発事故、その後の社会変動により生産構造、市場構造が大きく変化した放射能汚染地域における農業及び農村経済 の実態を解明するために、震災後10年間実施されてきた放射能汚染対策、検査体制、風評流通対策の科学的根拠と到達点を検証し、新たな産地 形成に寄与することを目的とする。