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久保田富次郎,田渕尚一,濵田康治,申文浩,遠隔監視による濁度・水文観測の課題と今後の活用,農業農村工学会誌, 83(2),97-100, 2015.

抄録

近年の ICT 技術の発展とともに開発が進んだ低コストの遠 隔観測技術は,農業農村工学分野でも,導入が加速的に進む可 能性がある。筆者らは,これを利用して東日本大震災への対応 や農業水利事業の実施地区での調査において,濁度や水位など の観測を実施してきた。本報では,まず,観測事例を踏まえて, 遠隔監視と濁度を中心とする水質水文観測における問題点と課 題の整理を行った。水管理の実務において利用を進めるために は,機器の高耐久化や維持管理の容易化,ソフトウェアの改良, 機材費などの低減などが必要であることがわかった。次に,遠 隔観測システムの活用方向の一つとして,循環灌漑整備地区へ の活用の可能性について例示した。

 

キーワード:水質モニタリング,遠隔観測,水質水文,濁度,遠隔採水, 循環灌漑,ICT

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