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2019年度 物理学(シラバス)

2018.09.11 09:26

moono 閲覧数:178

1.授業概要とねらい

 物理学は、様々な現象を記述する法則を発見し、それらを体系化することにより自然を理解しようとする学問である。本講義では、高校で物理を学習してきていない受講生にも、物理の原理や理論をわかりやすく解説し、物理学の3つの基本的な分野である力学・熱力学・電磁気学の各分野について、微分積分を用いてさまざまな量を定量的に扱うことにより物理学の基礎知識を学習する。さらに、物理の学習が食農学類でどのように応用されるのかを理解する。

 

2.教育目標との関係(DPポイント配分)

① 課題解決志向実践的な専門知識 30%

② 学術的な理解力とコミュニケーション能力 50%

① 国際的な問題意識とグローバルな知見の応用力 20%

① 冷静な分析力と持続的な地域貢献意識 0%

 

3.単位認定基準

この講義では、下記の3つの能力の習得を「望ましい水準」とし、単位認定基準とします。

1.物理学の基礎を学び、食農学類で必要な科学的な思考力を身につける。

2.力学分野の運動、力、力のモーメントおよび仕事、エネルギーなどに関する基礎的な知識を習得する。

3.物理学の波動・電磁気学・原子物理学の諸法則を理解し、自然科学に対する見方や考え方を習得する。

 

 

4.授業計画

(オムニバス方式/全15回)

(申  文浩/10回)

1.ガイダンス、物理学の歴史、食農学類で応用される物理学とは。

2.力と運動(1)速度、加速度、落体の運動、力とそのはたらき、力のつりあい

3.力と運動(2)運動方程式、摩擦を受ける運動

4.力と運動(3)液体や気体から受ける力、仕事と力学的エネルギー

7.原子力物理(1)原子の構造、原子核と統合エネルギー

11.原子力物理(2)放射線とその性質、放射性崩壊と放射能

12.流れの科学(1)水理学の歴史、水の性質とふるまい

13.流れの科学(2)静水の力学、水の運動

14.流れの科学(3)管路の流れ、開水路の流れ

15.まとめ

(窪田陽介/5回)

5.波動(1)波動の種類、波の性質、音の性質、光の性質

6.波動(2)音波と音の性質、光波と光の性質

8.熱と気体(1)熱と物質、気体のエネルギーと状態変化

9.電気と磁気(1)電場、電流、電流と磁場

10.電気と磁気(2)電磁流動の電磁波

16.定期試験  

 

5.授業以外の学習

 高校で物理を履修していない(または履修したが受験しなかった)学生は、予備知識として以下を薦める。

 NHK高校講座 物理基礎 http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/tv/butsurikiso/

 一回の授業(90分)に対して2時間の復習を行うことを前提に進めていく。

高校で物理を履修していない(または履修したが受験しなかった)学生は、予備知識としてNHK高校講座(参考URL)を薦める。 

 

6.参考図書

1.ドーキンス博士が教える世界の秘密、早川書房

2.基礎から学ぶ物理学、講談社

3.図説わかる水理学、学芸出版社  

 

7.成績評価の基準

S:単位認定基準を満たし、かつ全ての項目で優秀な学習成果をあげた(90~100点)

A:単位認定基準を満たし、かつ多くの項目で優秀な学習成果をあげた(80~89点)

B:単位認定基準を満たし、かついくつかの項目で優秀な学習成果をあげた(70~79点)

C:単位認定基準を満たす最低限の学習成果をあげた(60~69点)

 

F:単位認定基準の学習成果をあげられなかった(~59点)

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