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1.授業概要とねらい

 農村や周辺の自然環境は生産活動を行う場であるとともに生活の場でもあり、食料生産において、地域資源を守り効率的に利用することは重要な課題である。本講義では、生産環境整備の歴史を概観した上で森林から農地まで地域資源と、水田や畑の構造と機能、水循環、福島県の放射能災害、鳥獣害、農村空間の諸問題まで多様な視点を学び、生産環境学に関する基礎知識を理解するとともに、放射能問題を抱えている福島県の現状と課題について理解を深める。

 

2.教育目標との関係(DPポイント配分)

① 課題解決志向実践的な専門知識 40%

② 学術的な理解力とコミュニケーション能力 20%

① 国際的な問題意識とグローバルな知見の応用力 20%

① 冷静な分析力と持続的な地域貢献意識 20%

 

3.単位認定基準

この講義では、下記の4つの能力の習得を「望ましい水準」とし、単位認定基準とします。
1.森林の役割、生態、利用、生産活動に関する知識を実験・実習から身につけている。
2.生産環境整備の必要性とその内容、生産環境整備と地域環境の関係を理解している。
3.生産活動において、地域の農村計画、スマート農業、農業機械の知識を習得している。
4.放射能問題を抱えている本学の地域性をふまえた生産環境の保全・活用と、これに付随する問題群を解決するための基礎知識を習得している。

 

 

4.授業計画

3時限、13:00 - 14:30   (オムニバス方式/全15回)

01回(10/07 月) 申     (ガイダンス、地域資源と利用、生産環境学とは)  

02回(10/21 月) 金子先生  (森林の役割・生態、人間社会と森林)  

03回(10/28 月) 市川先生  (樹木の構造・生活史、森林の育成)  

04回(11/06 水) 原田先生  (農村の生活環境の整備、水・土などの地域資源)  

05回(11/11 月) 藤野先生  (森林の資源と利用、林業作業システム)  

06回(11/18 月) 申     (文明と川、日本の水資源、治水と利水(水循環と放射性物質の移動を含む)) 

07回(11/25 月) 石井先生  (里山の景観と多面的機能、里山の管理(福島の里山と放射能問題を含む))  

08回(12/02 月) 神宮字先生 (自然環境・景観計画、生活環境の計画)  

09回(12/09 月) 望月先生  (森林保護、森林被害と対策、野生動物の管理(福島の鳥獣害対策を含む))  

10回(12/16 月) 窪田先生  (農業機械の歴史、農業の機械化)  

11回(12/23 月) 窪田先生  (ICTを活用した農業技術、ロボットの農業への応用)  

12回(01/06 月) 牧先生   (衛星や航空機からの映像データ、GISの基礎)  

13回(01/20 月) 牧先生   (リモートセンシング技術の農業への応用)  

14回(01/27 月) 石井先生  (生産環境学からみた東日本大震災からの復興)  

15回(02/03 月) 申     (まとめ)  

定期試験 

 

5.授業以外の学習

 講義内容については、自分なりに整理して復習することが望ましい。また、不明な点がある場合は、担当教員に質問等を行い解決すること。

 

6.参考図書

1.文部科学省(実教出版):森林科学
2.農業土木学会:農業土木ハンドブック(改訂7版) 

 

7.成績評価の基準

S:単位認定基準を満たし、かつ全ての項目で優秀な学習成果をあげた(90~100点)
A:単位認定基準を満たし、かつ多くの項目で優秀な学習成果をあげた(80~89点)
B:単位認定基準を満たし、かついくつかの項目で優秀な学習成果をあげた(70~79点)
C:単位認定基準を満たす最低限の学習成果をあげた(60~69点)
F:単位認定基準の学習成果をあげられなかった(~59点)

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